FINALIST
FUJIYAMA/NEO

あなたの活動内容は?
私は、溶接という技法を用いてステンレスに名前や絵を描くオーダーメイドの溶接アートを制作しています。
冷たく無機質な素材であるステンレスが、熱を加え、人の手が入ることで、物語や感情を宿す瞬間に強く惹かれ、この表現を続けています。
溶接は本来、工業的で実用性を重視される技術ですが、その過程で生まれる線や痕跡、歪みには、偶然性と唯一無二の表情があります。
私はその一つひとつを「失敗」ではなく、その人だけの物語として受け取り、作品として残しています。
名前や想いをステンレスに刻むことで、時間が経っても色褪せない記憶や感情を形にしたいと考えています。
これからは、溶接アートを通して、ものづくりの可能性や、女性が技術を持ち表現する美しさを伝えていきたいです。
そして、作品を手にした人が、自分自身の物語を大切にできるような存在として、溶接という技法とアートの価値を広げていきたいと考えています。
Beauty Japanへの挑戦について
私はこれまで、溶接という分野で仕事と表現を続けてきました。
見た目や役割で自分を決めつけてしまっていた時期もありましたが、技術を身につけ、自分の手で作品を生み出す中で、表現することそのものが自分を肯定する行為だと感じるようになりました。
溶接という仕事は、危険・男性社会・無骨といったイメージを持たれがちですが、私はその中にある繊細さや集中、表現としての美しさを伝えたいと考えています。
自分の感覚を信じ、金属と向き合いながら形を生み出すことは、私自身の内面と向き合うことでもありました。
Beauty Japanへの挑戦は、自分の可能性を広げるためだけでなく、「美しさの基準は一つではない」ということを伝えるための挑戦です。
年齢や環境、職業に縛られず、自分らしい表現を選び続ける姿そのものが、誰かが自分の可能性を信じるきっかけになれば嬉しいです。
